↑ノルマンディー(12月1日),100号,2018
私の心象主義
時間と空間を超えて、自然を透過し、心の中に積もった感覚の自由な表現を目指す。
心象ー心的イメージ(※ウキペディア 心的イメージをご参照ください。)の学問的な歴史は広大で、創作者として、それに深く踏み込むことはしませんが、美術史の中ではそのことを考察し表現した幾人もの秀でた作家・作品が存在します。
美術史の中で"心象”が一つの流れを形成しなかったのは不思議な感じがしますが、本質的な伏流のように認識しています。
私自身としては、日本とフランスのアトリエを50年余り往還しながらの作品制作の過程から、ごく自然に辿り着いた考え方です。
また年月を経て、画業を支えてくださった多くの支援者の方々の大半が他界され失われた今日では、作品制作を支える不可欠な概念となっています。
この先、作品がどう進むのか、不透明で画家には終着点がないことを痛感しています。